2016-05-17 Tue
こんにちは、サイです。5月も半ばも過ぎ、順調に夏、梅雨に向かっています。
Youtubeには膨大なミュージックビデオがありますが、そこでよく見かけるコメントがあります。
90年代の音楽が一番いい、90年代は音楽の全盛期だった、などのコメントです。
音楽には、それぞれ好みがあり、一概には言えませんが、90年代は、音楽以外の要素でもいい時代だったのかもしれません。
1990年に湾岸戦争が起きますが、その後の大きな影響が実際に現われるのは、2000年以降になります。
この戦争により、アメリカが世界の警察官として、それぞれ自由に成長を謳歌してきた東南アジア、南米などの頭を抑えようとします。
その後、イラク攻撃、アフガニスタン攻撃など、そして、ダメ押しとして2001年の911ワールドトレードセンターの爆破が起こります。
世界の警察官から、テロリスト退治の主役として、いろんな国の利害を押さえつけて、世界はアメリカの利害のためにだけ動いているとあたかも宣言するような行動を取り続けます。
それが完成する前の90年代は、アメリカの力がそれほど露骨になっていなかったので、各国は、資金的援助を間接的にアメリカから受けたながら、フリーランチを楽しむことができたといえます。
つまりアメリカ以外の国にとって、他人の資金を使って、比較的自由に将来の国のデザインを独自で計画できた最後の時代だったのではないでしょうか。
明るい未来と、自分で計画を打ち立てるピクニックの前日のような時代は、911をもって終了することになります。
そんな短いはかない桜の満開のような時期には、いい音楽が生まれる土壌があったのではないでしょうか。
Mike & The Mechanics -Over My Shoulder
スポンサーサイト